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薬の一般名処方

 4月から厚生労働省の方針で処方箋をこれまでの製品名ではなく薬の成分名である一般名処方が推進されることとなりました。
 
 これはジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用を推進し、医療費を抑制しようという流れからのものであります。

 もちろんこれまで通り製品名での処方も可能ですが、やはり薬の選択権は患者さんにあると考えられますので、当院で院外処方を行う際には一般名処方で行っていく予定であります。
 院内処方の方はこれまでと変更はありません。

 ただ気になるのは、ジェネリックを推進するのはいいのですが、先発薬との効果の違いがあるという事実に対しては何ら対処されていないのが心配です。

 厚労省の基準では先発薬との差が±20%以内であれば同等とされるとのことですが、本当にこれでよいのでしょうか?±20%というのはかなり大きな差だと思います。通常統計では5%以上の差がある場合は有意差として考えます。

 さらに3月30日に厚労省から出された「ジェネリック医薬品Q&A」では、
(Q3)薬局で、先発医薬品の銘柄が記載された処方せんをジェネリック医薬品に変更し、その薬を服用した患者に副作用が発生した場合、誰が責任を負うのか

(A3)「医師や薬剤師が適正に処方・変更調剤を行った場合、副作用が発生しても、医師や薬剤師にその責任は生じない」

との回答です。では誰に責任があるのでしょうか?製薬会社でしょうか?製薬会社の責任との明言を避けているということは、結局はそのジェネリックを選んだ患者さんということなのでしょうか?

 繰り返しになりますが、今後は院外処方では薬の選択権は患者さんにあります。先発薬を希望するか安いジェネリックを選ぶかは患者さん次第です。健康に直結する問題だけによく考えましょう。

author:たかち, category:-, 12:29
comments(4), trackbacks(0), - -
Comment
先生、はじめまして。

地元・知多半島で勤務している薬剤師「タカ」と申します。
「一般名処方」で偶然にブログを拝見いたしました。

私も、こんな記事をアップしておりますので、宜しければ御覧下さい。

http://nagoyann4147.at.webry.info/201201/article_1.html
タカさん, 2012/04/25 11:00 PM
>±20%というのはかなり大きな差だと思います
そうですね。こんなに差があるとは知りませんでした。
ランニングクラブの合宿でも酔っていながら、先生の真面目なお人柄が出て頭痛もちのメンバーを気遣う言動に改めて誠実さを感じました。ランも仕事も頑張り過ぎないように・・・したほうがよろしいかと思います。
健康の森:ホリ, 2012/05/04 7:55 PM
>タカさん
書き込みありがとうございます。
薬剤師さんもいろいろと大変そうですね。
国の政策はそろばん勘定が優先され現場の混乱は考慮されないことが難点ですね。
たかち, 2012/05/07 8:09 PM
>ホリさん
書き込みありがとうございます。
週末練習にお付き合いいただきありがとうございました。その時にはまだブログを見る前でしたのでお礼を言いそびれてしまいました。
合宿の時は…雰囲気が楽しくついつい飲みすぎてしまいました(反省)
頭痛診療は自分のライフワークと考えております。頭痛のことはもちろん、それ以外でも皆さんの力になれることがありましたら遠慮なく言ってください。
たかち, 2012/05/07 8:13 PM









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